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伊藤鉄工株式会社様が「環境 人づくり企業大賞2015」を受賞

投稿日:2016.06.01

正式名:環境人材育成に関する先進企業等表彰 の優秀賞を受賞されました。

「環境 人づくり企業大賞2015」を受賞された伊藤鉄工株式会社社長 伊藤誠様
「環境 人づくり企業大賞2015」を受賞された伊藤鉄工株式会社社長 伊藤誠様
授賞式に出席された伊藤鉄工の皆様
(左から、山田韶月さま、社長伊藤誠様、新藤直美様)

審査委員の講評

エコ会議の中で数カ月に 1 回「江戸しぐさ」という人への心遣いを取組テーマとして設定し、実践した内容を全員で発表している。全社員により日々の業務、コミュニケーションの中で取り組まれており、環境教育を超えたCSR教育、さらにモラルアップ教育となっている。個々の実践状況を発表することにより、PDCA に基づきながら個人の成長を促している点も素晴らしい。会議の議事録からも、活動が積極的に行われており、成果が出ていることがうかがわれる。また、取組の改善も積極的に行われており、今後、同社独自の「伊藤鉄工しぐさ」を作成する計画もある。中小企業においても、工夫により全社員のCSR教育が可能であることを示しており、人としての成長も目指した好例となっている。 

「伊藤鉄工しぐさ」の作成により、さらに独自性を高めたオンリーワンの活動となることを期待したい。

伊藤鉄工株式会社 代表取締役 伊藤誠様 寄稿文

この度は、環境人づくり企業大賞2015(取り組みタイトル「環境人間の育成を江戸しぐさから学びオンリーワン企業を目指す」)で優秀賞という大変名誉な賞を頂き、光栄に思っています。この賞の応募内容はエコアクション21の認証を頂いた以降の当社の日常の取り組みが評価されと思います。これは、エコアクション21地域事務局ぎふ及び審査人の方々が親身になって当社をご指導いただいた賜物だと思っています。この場をお借りして心からお礼申し上げます。 

環境対策においては我々自身のモラルが一番大切だと思います。その意味でも環境人づくりは心からだと思います。確かに正しい知識を持ってエコ活動すれば一個人、一企業としては地球環境負荷やCO2削減効果は大きいかもしれません。しかし、国民全体が環境意識を持っていただくには、環境人材の育成しかないと思います。今後は今回頂きました賞に恥じることなく、社員一同この取組みを継続して環境人材の育成に努めたいと思っています。

伊藤鉄工株式会社 副環境管理責任者 山田韶月様 寄稿文

この度環境人づくり企業大賞2015で優秀賞という身に余る賞を頂き、大変うれしく思っています。表彰式が平成28年5月30日に東京霞が関の環境省会議室で行われ丸川珠代環境大臣や安井至環境人材育成コンソーシアム代表幹事の挨拶がありました。

<丸川珠代環境大臣挨拶要旨>

地球温暖化対策計画は2030年までに2013年比で温室ガス排出量を26%削減し、また2050年には80%削減する長期目標の案をまとめたこと。これを成し遂げるアクションとして、国民1人ひとりのライフスタイルを抜本的に変容するためには環境教育の役割が大切で、環境教育の担い手を企業に着目して積極的な社員教育に取組んでいただくことが環境人づくり企業大賞の狙いです。

<安井至環境人材育成コンソーシアム代表幹事挨拶要旨>

産業革命以降人類は化石燃料を上手く使うことでしたが、これからは上手く使わないこと、更に化石燃料に触らないことを考えないといけなくなった。これは大変な事で、今後環境問題でやるべきネタは尽きることはない。是非あらゆる事を考えて取組んで欲しい。


このようなお話を伺い、当社の取組はまだまだ厳しさが足りないことを痛感しているところです。

当社の取組を簡単に紹介しますと、タイトルは「環境人間の育成を江戸しぐさから学びオンリーワン企業を目指す」です。ここに至った理由は、EA21活動を6、7年ほど実践してきて更に活動を進化させることを考えた時、弊社の企業理念にある「社員の人間的成長を図る」ことに立ち返ることが活動を進化させると考え、理念の伝達が容易な行動哲学で江戸庶民が作り上げた「江戸しぐさ」を採り入れることに思いつきました。

江戸しぐさの取組開始は、2012年の12月からです。長いようですが、取組の形は「定着してきたかな?」と思っていますが、江戸しぐさの理念が身に付き、「心に響く」までにはまだまだ至っていません。更に継続する手法を模索し、環境人づくり企業大賞の「審査員の講評」にあります「伊藤鉄工しぐさ」ができることを目指したいと思っています。